Super Smart Society Innovation

A3:スマート農業の最前線

講師:農林水産省、農研機構、ベジタリア株式会社、株式会社クボタ

2024年度
3Q
提供 / OFFERED BY
超スマート社会卓越教育院
担当教員 / INSTRUCTORS

村上 則幸,小池 聡,飯田 聡,大熊 武,長崎 裕司

科目コード / COURSE NUMBER
SSS.S403
単位数 / CREDITS
1
言語 / LANGUAGE
英語

コース概要

超スマート社会の実現に向けて、自身の専門知識を生かした自由でユニークな発想を創造しませんか? 超スマート社会推進コンソーシアム参加企業・機関で専門的業務を行なっている外部講師が、スマート農業の実現に向けた先端的実践例、問題と解決策、望ましい将来像等をオンデマンド講義で提供します。

日本と世界の農業では、いったい何が異なるのでしょうか?日本の農業の将来への方向性、スマート農業の現状や課題等を学びます。

学修達成度評価は、毎週配信される講義後に行う他学生とのオンラインディスカッションにより行われます。

 

授業計画

第1回:どうしてスマート農業?日本の農林水産業の課題

農林水産業にロボット・AI等の工学技術を導入するスマート農業が世界的に注目されている。海外も考慮した日本の農林水産業の課題から、スマート農業の必要性を説く(農林水産省)

第2回:もっとスマートに!日本の農林水産業の未来

畜産・水産・林業も含めたスマート農業の事例を簡単に紹介しながら、日本の農林水産業の目指す姿と農林水産省が思い描く達成シナリオを紹介する(農林水産省)

第3回:日本における農業情報研究の現状

現在の農業情報研究について、水稲、小麦やバレイショ等での実際の北海道等での利用状況を例として技術導入でのハードルと解決すべき問題等を交えながら紹介する(農業・食品産業技術総合研究機構)

第4回:農研機構における精密農業からスマート農業への展開によるSociety5.0の実現

農業・食品産業分野におけるSociety5.0実現のため、農研機構が取り組むスマート農業(精密農業)の研究開発や現地適用の歴史的経緯や現状、今後の戦略を紹介する(農業・食品産業技術総合研究機構)

第5回:気候変動下で変革を遂げるアグリ&フードシステム

世界の人口増加と気候変動やパンデミックなどに対応した食料生産は食糧安全保障、SDGsの観点からもグローバルな社会課題である。そのような環境下で変革を遂げるスマートアグリ&フードシステムを考察する(ベジタリア株式会社)

第6回:科学とテクノロジーを融合した次世代の緑の革命

最新の植物科学とAI、IoT、ビッグデータ、ドローン、ロボットなどの最新テクノロジーを融合したスマート農業の具体的取組などを紹介する(ベジタリア株式会社)

第7回:クボタのICT技術を活用したスマート農業の開発状況と将来の方向性

クボタでは日本農業が抱える課題を解決するために、次世代農業の取組みとしてICT、IoTを活用したスマート農業技術の開発を行い、その普及を促進してきた。本講義では特に下記のスマート農業技術についてその開発状況と将来の方向性について紹介する(株式会社クボタ)
1)データ活用による精密農業
2)自動化・無人化による超省力化
3)軽労化・省力化のための技術

講師 / Instructor

大熊 武

産学連携室長 農林水産技術会議事務局 研究推進課
農林水産省

村上 則幸

センター長  農業情報研究センター
農研機構 

長﨑 裕司

所長 農業機械研究部門
農研機構

小池 聡

代表取締役社長
ベジタリア株式会社

飯田 聡

株式会社クボタ